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E-defence 振動台実験見学

01 振動台実験見学

 2023年2月17日、兵庫県三木市にあるE-defenceにて実大建物の加振実験を見学させていただきました。

 試験体は,オフィスビルを想定したカーテンウォール付き鉄骨造の建物でした。ヘルスモニタリングの観点から,ライトの色によりリアルタイムで損傷状況を伝えるシステムが搭載されておりました。

 最も大きな加振はJMA神戸100%のものであり,ライトの色の変化によって,リアルタイムに損傷状況を知ることが出来ました。(写真左)

 大型振動実験の見学は学生にとっては初めての経験でした。貴重な見学の機会をいただきありがとうございました。

02 ワークショップ

​ 2月19日にはニュージーランドの大学の方々を交え,構造ヘルスモニタリングについて研究内容を共有するワークショップが開かれました。

 国内にとどまらない新たな研究内容についての議論は非常に刺激的で,今後の研究発展につながる足がかりを得ることが出来ました。

​ 前田研究室からは,ヘルスモニタリングと建物の補修について発表いたしました。

​ 今後も,引き続き意見交換や議論を行いお互いの研究を高めあえることを期待します

  • 東北大学の発表内容

​ ヘルスモニタリング

 地震発生後、被災建物の継続使用の可否や余震に対する安全性を早急に判断することは重要となります。このような背景から、構造ヘルスモニタリングを利用することで、建物の応答や被災度を目視での調査なしに判断・予測することを目標に、日々研究を行っています。今回の発表では、将来の地震動による建物の損傷状況の予測を、建物内に設置した加速度計の観測記録を利用することで、より精度良く行う方法について検討を行った結果を共有し、意見交換を行いました。

​ 建物の補修

 地震後の建物の補修を,補修後の建物の性能,補修にかかるコスト,時間や営業停止による経済ロスのなどの多方面から考え,施主の希望に応じて補修計画の提案を行うことのできる指標の作成を目指し研究を行っております。

 今回の発表では主に,補修後の建物性能の評価について,行われた実験の紹介や分析結果等を発表致しました。

  • ​ワークショップの様子

​ NZのプジョル先生のプレゼンテーションは非常に簡潔で印象的でした

​NZの方々からお土産をいただきました!

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