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構造デザイン探訪ツアー in 宮城

(木質構造、震災復興、リノベーション)

平成30年9月5日に、日本建築学会大会[東北]「構造デザイン探訪ツアー in 宮城(木質構造、震災復興、リノベーション)」を開催しました。40名程度の参加者とともに、宮城県に建てられた構造計画に特徴がある建築物を見学しました。見学した建物は以下の4棟になります。

1. 東北大学建築CLTモデル実証棟

2. 東北大学工学部人間環境棟

3. 宮野森小学校

4. 東北大学AIMR本館

各建物の見学先では、CLTモデル実証棟は鈴木建築設計事務所の斎藤さん、宮野森小学校は佐藤淳さん、AIMR本館は三菱地所設計の永山さんら実際に設計を担当された方に説明をしていただきました。設計時の背景や建物の特徴的な部分などをわかりやすく解説していただき、大変勉強になりました。

1. 東北大学建築CLTモデル実証棟

 新材料として期待されるCLT材を普及させるために建てられた施設。東北大学での教育研究、宮城県内の建築技術者の育成のために活用されている。

     設計  :佐藤総合計画

     構造設計:鈴木建築設計事務所

     施工  :セルコホーム株式会社

東北大CLTモデル施設実証棟.JPG

2. 東北大学工学部人間環境系教育研究棟

 東北大学青葉山キャンパスにある5階建ての建物。ファサードに見える、トラス上の斜めの柱が特徴的。

     設計:日本設計+千葉学建築計画事務所

        東北大学施設部

 

3.宮野森小学校​

 東日本大震災の津波被害を受けた野蒜小学校と宮戸小学校が統合した小学校で、構造は木造軸組在来工法。屋内運動場には格子組トラス構造を採用することにより、大空間を実現している。2017年グッドデザイン賞受賞。

     設計  :盛総合設計・工藤和美+堀場弘/シーラカンスK&H

     構造設計:佐藤淳構造設計事務所

     施工  :住友林業株式会社

宮野森小(構造デザインツアー) (59).JPG

4.東北大学片平キャンパスAIMR本館

 大正13年に建設された旧校舎の外壁を再生した建築。開口部から入る自然な風を上部に設けた換気窓から排出する、自然換気システムを採用している。

     設計  :株式三菱地所設計

     施工  :戸田建設株式会社

AIMR本館(構造デザインツアー) (29).JPG
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