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◆既存建物の耐震診断・耐震補強技術に関するセミナー
Seminar on "Technology Dissemination on Seismic Evaluation and
Retrofitting for Existing Buildings in Myanmar"
◆既存建物の耐震診断・耐震補強技術に関するセミナー
Seminar on "Technology Dissemination on Seismic Evaluation and
Retrofitting for Existing Buildings in Myanmar"
◆既存建物の耐震診断・耐震補強技術に関するセミナー
Seminar on "Technology Dissemination on Seismic Evaluation and
Retrofitting for Existing Buildings in Myanmar"
東北大学大学院 工学研究科 都市・建築学専攻
前田研究室(性能制御システム学分野)

Maeda Laboratory
Department of Architecture and Building Science,
Graduate school of Engineering, Tohoku University.
CLT(cross Laminated Timber)を用いた建築
-高知県
高知県森林組合連合会事務所
CLTパネルを耐力壁として組み込んだ2階建ての木造軸組工法による準耐火事務所。CLTパネルは、壁:90mm、床:150mm、屋根:180mm(5層6プライ)、展示棚:270mm(7層9プライ)を使用し、どのような木でも使用できることを目指し、ラミナの色やフィンガージョイントを許容。壁は耐力壁用と化粧壁用のCLTパネルがある。余ったCLTパネルは机や椅子などのオブジェクトとして利用。構造計算ルート1により設計し、CLT壁パネルは構造実験を実施し、壁倍率で7倍。階段はCLTのみのキャンチレバーでつくる予定だったが、最終的に構造面の安全性を考え鉄骨の受け材を使用。事務室2は270mm角の集成材柱を使用。大会議室は床面積を100㎡以下にすることで、木材を表しとして使用。

建物全景(北面)

エントランスホール内観

事務室2(軸組は集成材)

建物全景(南面)

大会議室(CLT耐力壁)

CLTパネルの端材によるベンチ
高知県自治会館
1階から3階までがRC造(1-2階間で中間層免震)、4階から6階までが木造(軸組工法)の庁舎。柱はメンブレン工法であり210mm角の集成材に21mm厚の強化石膏ボードで被覆した後、難燃材で被覆。水平力はCLTパネル(90mm厚)・構造用合板、木ブレースにより負担。ブレースは90mm角と150mm角(共に製材)の2種類。150mm角のブレースは建物の外周(北面・南面)軸組の外側に配置され、鉄骨の材で受ける仕組みとなっている。両ブレース共に脚部はボルトで接合されていて、90mm角は床上部で接合されているため金物が露出している。






90mm角のブレース脚部接合部
90mm角のブレース
建物外観
建物の内観(6Fラウンジ)
150mm角のブレース(北面)
150mm角のブレース上部接合部
くろしおアリーナ
清水建設の設計、施工により、2001年竣工したプール施設でW+RC+Sの混構造。屋根面は木と鉄による立体トラス構造。体育館の床パネルは移動させることで、50mプールとして利用することもできる。ルーバーは開閉式であり、光・音・熱環境をコントロール。







くろしおアリーナ全景
くろしおアリーナ全景
体育館天井
体育館
体育館内の木製ルーバー
体育館床移動用機械室 エントランスホール
高知県立農業担い手育成センター長期研修宿泊施設
日本で2番目のCLT工法建築物であり2階建ての寄宿舎。壁:90mm、床:180mm厚のCLTパネルを使用している。集会室のCLT壁パネル(90mm)が現しとなっており、せん断金物が露出している。壁は2700mm×4000mmの大判パネルを使用することで、施工性を向上させている。CLTパネルの輸送の関係上、壁パネルの高さ2700mmとなっているため、天井高が2400mmとなっていてやや低い。
90mm厚のCLT門型フレーム(集会室)
建物の全景




90mm厚のCLT門型フレームとせん断金物
居室
梼原町総合庁舎
木造(一部RC造)の2階建て総合庁舎であり、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科と隈研吾の設計。エントランスホールは4本の杉の組立て柱と格子状の重ね梁による構造。各部材は燃え代設計により表しとして使用。エントランスホールは約18mの大スパン構造。
エントランスホール内観






建物全景
建物全景
格子状重ね梁構造
組立柱と格子重ね梁との取り合い
木製サッシ+パネル
ゆすはら座
2階建ての木造芝居小屋であり、昭和23年に竣工し、平成7年に復元・移転された。高知県内唯一の木造芝居小屋である。




建物内観
建物全景
建物内観
2階客席
梼原町まちの駅
地域物産の展示場兼滞在宿泊施設であり、W造とRC造の3階建て混構造。ファサードに断熱性や通気性に優れた茅を使用しており、物品販売施設はスギ丸太を林立させ、森のような空間になっている。構造としては外周に配置したRC造の宿泊施設部分により水平力を負担。




梼原町まちの駅の全景
物品販売施設の内観
丸太柱により屋根を支えている
マルシェユスハラの客室
雲の上のホテル
ホテル、ギャラリー、温泉、プールが一体となっている複合施設。ホテル部分は1階が洋室で2階が和室となっており、木造と鉄骨造の2階建て。雲の上のギャラリーは、鉄骨柱と木質柱の支柱からスギ集成材(180mm×300mm)の刎木を両方向に何本も重ねながら持ち出して構造形式。中央支点中心に材を集めることで、大きな曲げ・せん断力に抵抗。






レストラン内観
雲の上のギャラリー
説明
建物外観
渡り廊下外観
プール施設内観
牧野富太郎記念館
牧野富太郎記念館は牧野植物園内に本館と展示館の2棟あり、S造+W造(一部RC造)。設計は内藤廣、構造は構造設計集団(S.D.G)。五台山に合うように有機的な構造とし、台風による風被害が多い地域であるため、風洞実験を実施。全て県産材でできており。床はヒノキ、作用応力の大きい梁には米松を使用し、その他はスギ集成材を使用。屋根の有機的な形式に合わせて、梁は全て寸法、角度が異なるため、現場で調整して施工






展示館内観
本館内観
本館の外観
本館の屋根
展示館の張弦梁による屋根部
展示館外観
竹林寺納骨堂
2016年度日本建築学会の学会賞に選出された納骨堂であり、(有)堀部安嗣建築設計事務所により設計された。木造軸組とRCとの平面構造平屋建て。
建物の外観


建物入口
高知おおとよ製材
製材工場であり、柱・平角・土台・間柱・ラミナ(スギとヒノキ)などを製造している。年間約70000㎥の製材を製造している。丸太は3mと4mの2種類、直径は16cm~36cmまでを扱い、原木の皮はボイラーの燃料に利用。木取りは機械が計算して歩留まりよく製材。販売先は主に木材市場や商社。






製材工場内(リングバーカーの様子)
製材ラインの様子
製材工場の外観
原木ヤード
木材乾燥機
テント倉庫
高知おおとよ製材社員寮
日本で初めてのCLT工法建築物。壁:150mm、床:180mmのCLTパネルを使用しており、構造計算ルートは大臣認定ルート。CLTパネルは仕上げにより全て被覆され、現しになっている箇所はなし。

高知おおとよ製材社員寮全景

高知おおとよ製材社員寮全景
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