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宮城県CLT協議会 先進地視察ツアー岡山2017

 

バイオマスを活用した「まちづくり」など、特に豊富な森林資源を有効活用した取り組みが行われている真庭市を中心になどに建築や、CLT・集成材工場、バイオマス発電などの施設見学しました。

​真庭市役所(真庭回廊・CLTバス停・木質バイオマス熱源)

林業・木材産業の振興、森林機能の回復、再生可能エネルギーの活用など循環型社会の構築に繋がる取り組みを展開する真庭市の庁舎の玄関には、真庭産ヒノキの組柱による「真庭回廊」が設けられている。日本で初めてのCLT建築である「バス停」を見ることができる。
地域で生産された木質チップや木質ペレットを使用するボイラーを熱源とする地産地消木質バイオマス熱源システムが採用されており、ガラス越しに見学ができる。
(真庭市ホームページ:http://www.city.maniwa.lg.jp/webapps/www/
(バイオマスツアー真庭:http://biomass-tour-maniwa.jp/
(東畑建築事務所:https://www.tohata.co.jp/works/?mode=show&seq=470
真庭シティホテル・サンライズ新館(竣工:2016年3月)

木造軸組工法2階建で、床や一部の耐力壁にCLTを使用。また、内装の仕上げ壁や家具(ベッド、机)にもCLTを使用し、木質感豊かな建物である。

久世駅木テラス(竣工:2017年)
3枚の壁と屋根版をCLTパネルで構成した駅前の公衆トイレ兼サイクリングステーション。大きな壁を構成できるCLTの特性を活かした素晴らしい建物で、一見の価値あり。    
真庭市落合総合センター(設計:東畑建築事務所、竣工:2016年)3枚の壁と屋根木造2階建とRC造3階建の庁舎。木造2階建て部分は、木造ラーメン構造で、建物正面及びエントランスホールの木造架構はとても美しい。   
真庭市バイオマス集積基地
地域内で発生する利用されない木材(端材、鉋くず、間伐材など)のバイオマス集積所に集め木材チップやペレットなどの燃料に再生して、地域の発電所などの供給している。従来、ゴミ(産廃)となる木くずを買い取ることで、林業者に経済的支援となっている
真庭市バイオマス発電所
集積所などから供給される木材チップなどを燃料として発電することで、地産地消のエネルギー循環システムを作り、化石燃料消費の削減を実現している。
​バイオマス発電所は銘建工業のCLT工場に隣接し、地下の配管で、燃料となる鉋くずと木材乾燥用の蒸気をやり取りしている。    
銘建工業CLT工場・集成材工場
2年前に完成した日本で最大のCLT工場では、最大3m×12mのパネルを生産している。
以前からある集成材工場では、柱材・梁材などを生産している。    
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