CLT(cross Laminated Timber)を用いた建築

​  -スイス、オーストリア、ドイツ

チューリッヒ動物園・象舎(スイス・Zurich)

直径80mのドーム状の穴の開いた曲面の屋根をCLTパネルで構成している。厚さ8cmのCLTパネルを3層重ねスクリューで互いに固定して、曲面を構成している。FEM解析により屋根面の応力解析を行い設計をしている。3層のCLTパネルは、120°ずつ主方向をずらして配置することで、面内の種々の方向の応力に抵抗できるようにしている。

チューリッヒ動物園・象舎の全景                     複雑な曲面の屋根

内部から見た屋根面はいくつかの部材は、まっすぐ通るように配置されている

屋根面の端部は、鉄骨やコンクリートの支柱で支持されている

Life Cycle Tower(オ ーストリア・ブレゲンツ近郊)

Life Cycle Tower(右側の建物)

エントランスホール集成材の柱・梁

建物正面             建物側面

RCコア(階段室・トイレ)の周辺が木造軸組架構で木造集成材とRCの合成床板が使用されている

低層階は展示ホールやセミナー・WSルームとして使用されて

いる。(上層階はオフィス)

木造集成材とRCの合成床板の断面模型

展示施設 Werkraum Haus(オーストリア・ブレゲンツ近郊)

有名建築家による建築作品で、屋根架構が CLT パネルによる格子梁で構成されている。基本グリッド は 5m。短辺方向が 10m×1 スパン、長辺方向が 10m×6,7 スパンで、両側に 5mCLT 屋根が張り出してい る。柱は鉛直荷重を支持する鋼管であり、水平荷重を負担する RC コアが 3 か所設置されている。

Werkraum Hausの全景

Werkraum Hausの全景

CLT格子梁架構

CLT格子梁架構

格子梁の接合部

CLT格子梁架構の屋根を鋼管柱とRCコアで支持

木工所Kaufmann Zimmerei und Tischilerei(オーストリア・ブレゲンツ近郊)

CLT ユニットを製作している木工所であり、BMW ホテルのユニットの製作も担当した。生産量が拡 大しているため、現在に工場の隣に新工場を建設中。屋外の敷地に完成したユニットを置き、内部の設 備・仕上げ工事を行う。訪問時には、難民受け入れ用の集合住宅ユニット(廉価なタイプ)を製作中で あった。写真のものは、2 ユニットで 1 住戸になるタイプ。1 ユニットの幅は運搬する道路の幅で決ま るが、通常は最大 5m。

Kaufmann木工所の全景

工場内(左側でCLTユニットを製作中)

工場内で製作中のユニット

出来上がったユニットはトレーラーでストックヤードに移動

ストックヤードで設備配線・仕上げなどを施工

床のコンクリート版、配管などを敷き(写真左)、その上に吸音材(ミネラルウール)を乗せ(写真中)、さらに合板を敷いて床を構成する(写真右)。

学校建設現場(オーストリア・ブレゲンツ近郊)

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス・チューリッヒ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設工事中の小学校校舎(左が体育館、右が校舎)

建物の平面図

エントランスホール。集成材の梁でCLTの屋根板を受けている。奥のコンクリートの壁は体育館の妻壁

奥が教室で手前がワークスペース。壁はCLT。寄棟の屋根もCLTパネルで構成。

屋内運動場は地下1階分(4m程度)を掘り込み周囲はRC壁。地上1階の梁間方向は集成材による柱・梁で構成される。

梁間方向の集成材梁はディープブーム

ETHのキャンパス

セミナーを受けた建物の名称

木質構造実験棟

格子梁とし剛性を高める構法による屋根面

集成材による柱・梁架構は、アンボンドPC圧着架構になっている。右写真はPC定着端部カバー

アルペンホテルアンマーヴァルト(BMW ホテル)(オーストリア・ロイテ)

1,2 階が RC 造、3-5 階が CLT 造のホテル。階段室・EV シャフトは RC 造でコアを形成している。CLT 部分は工場で 1 部屋のユニットとして生産され、現場で積み上げている工法で建設される。建物全体で は 96 個の CLT ユニットが用いられている。

BMWホテルの全景

1階レストラン

客室の内観

BMWホテルの全景

1階エントランスホール

客室の内観

B&O Campus(オーストリア・Bad Ailing)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者施設(オーストリア・Hallein)

5 階建で、1 階が RC 造、2 階から上が RC コア+CLT 造。設計当初は RC 造で計画を進めたが、隣接古 い高齢者施設に入居者がおり、騒音や廃棄物を低減するために、プレファブ化を検討し、結果として RC コア+CLT ユニットの構造が採用された。CLT ユニットは、最大のもので 5m×8m、重量は 20t で、運 搬可能な最大のサイズである。ユニットは 1 日当たり 4 個製作し、建て方は 3 週間程度で完了した。結 果的に RC 造と比較して、半年工期が短くなり、テナント・家賃収入により、コスト面のデメリットは 生じなかった。

B&O Campus

B&O Campus

H4(4階建て新築CLT建物)

H4(4階建て新築CLT建物)

H8(8階建て新築CLT建物)

外壁は外断熱の仕上げが施されている

CLTによる改修(リノベーション)した建物

一部居室の増築や外壁・外断熱などの改修を行っている

Helleinの高齢者施設の全景

建物平面図

建物内部1階。壁にはCLTパネルを使用している

CLT床の廊下の左右にCLTユニットの居室を配置している

2階から上の居住部分

居室ユニットの内部

教会(オーストリア・Rif)

4 年前に建設された CLT 構造の教会。壁は CLT パネルで、傾斜した屋根は集成材の梁に CLT パネルを 貼っている。仕上げ面は、製材のままで暖かい空間を作るという設計者の意図。

Rifの教会の全景

教会につながるエントランス部

礼拝堂の内部

教会のエントランス部。壁・床ともにCLTパネル

天井は集成材の梁が構造で、CLTは仕上げの役割

壁はCLTが構造でそのまま仕上げなし

木工技術学校校舎(オーストリア・HTL Kuchi)

木工技術学校(College)の校舎の改築として、完成直後の 3 階建の建物。壁及び床が CLT で、集成材の 梁を組み合わせて使用している。階段部分には、幅 3.5m の 1 枚ものパネルを 3 階まで立ち上げている。 構造は CLT 壁は水平抵抗要素で、梁はピン接合(ラーメンは構成していない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

農学校の学生寮(オーストリア・Winkhof)

全て CLT による 3 階建の農学校の寄宿舎。設計・施工は BinderHolz 社。600m2 で、8 週間で建て方が完 了した。

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Kuchiの木工技術専門学校の校舎

教室内部

壁・床ともCLTを使用。床は固い木材で仕上げ

教師用のオフィス

柱・梁は集成材

Winkhofの農学校・寄宿舎

エントランスホール

上階は中廊下の両側に居室が配置

階段の踏み板はLVL、階段脇の壁はCLTで3階まで1枚もので立ち上げている

階段・EVシャフトもCLT造(燃え代設計)

教会に付属する集会所(ドイツ・Oberhaching)

地下が RC 造、1 回の壁はレンガ造で、屋根面(水平面、三角部分とも)が CLT 構造。2014 年の建設。 CLT パネルを大きく使い、水平屋根、ホール部分の三角屋根ともに、すっきりして綺麗な印象を受ける。 CLT パネルの極めて効果的で印象的な使用法の一つの例のように感じられる。

Pberhachingの教会の全景

屋根面は大きなCLTパネルで構成され、すっきりした印象

ホールの内部

CLTパネルで三角屋根を構成するシンプルな構造

屋根のCLTパネルは7層5プライ

屋根のCLTに開けられた採光用の開口

Sanierung GWG 集合住宅(ドイツSendring)

手前が1期工事(改修)、奥が2期工事(新築)

1期の改修された建物。1~3階は改修、小屋組を撤去し、4階をCLTで増築した。

外側に廊下・階段・EVを新設した

第2期の新築された建物

省エネ性能の受賞のマーク

SWG社(親会社Wurth社)でのビス、スクリューボルトのレクチャー

WURTH社の建物

スクリューに関するセミナー

製品化されていスクリューねじ

〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-11総合研究棟
            Miyagi, Sendai, Aoba Ku, Aramaki Aza Aoba
            6-6-11, Engineering Laboratory Complex Building.

 

           1219号室 TEL:022-795-7872(教授室)(professor's ofiice) 

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